梅は咲いたか、桜はまだかいな

今年は寒い日が続いた所為でしょう、昨年3月11日の横須賀市田浦緑地での梅祭最終日には終わってしまっていた花が、20日の春分の日に訪れた時には未だ八分咲きでした。天候ばかりはどうしようもないので、地元の催し事は総て空振ってしまったのだと思います。夏の海の家ほどのダメージはないでしょうが、年に一度の斯き入れ時に寒空を見上げる心境は何とも恨めしいものであろうと推察はできます。

さて、梅の後は桜ですが、こちらは梅よりも短いので、商売にしろ、観光にしろ最高のタイミングで迎えることができるかは更に運次第となります。満開の桜の下で迎える入学式は誰にとっても忘れられない思い出になるはずですし、葉桜となってしまってからの式では、物事の初めというよりも終わりのイメージが強くなってしまうので、盛り上がりという点では誠に残念ということになってしまいます。ま、考えれば人生思うように行かない方が多いのですから、そんなものと思ってしまえば、それはそれなのでしょうが。できれば、人生の節々をベストの舞台で迎えたいものではあります。

それでも、考えようによっては、水仙の次は梅、梅の次はスミレ、そして桜、5月になればチューリップ、6月の紫陽花と、毎年次から次へと色々な花を身近に愛でることができる風土に住んでいるだけでも、実に幸せなことだと思います。そして、できることならこれらの花々を心から楽しめるゆとりと美意識を持ち続けていたいものです。