イノヴァーフロア施工方法

イノヴァーフロアはDIY施工が可能な点が人気の理由ですが、施工には若干コツがあります。慣れた職人さんですと1日で100㎡以上張ってしまう方もいますが、それにはコツが必要です。
先ず、特許取得のサネの形状が、20度くらいの斜めから差し込んでパチッとはめ込むようになっていることをご理解ください。できるだけ押し込んでから押し下げるので、クサビで張ってあるフロア部分をを少し浮かせる状態にすることが大変有効です。横から押し込むだけでは入りません。

又、イノヴァーフロアはフローティングシステムといって、一枚の大きな床が部屋の四方の壁際で伸び縮するシステムですので、必ず5~10ミリの隙間を確保することが必要です。イノヴァーフロアは木製品ですので、条件によっては最大1メートルで1ミリくらい伸び縮みするとお考えください。

イノヴァーフロアは湿気が大敵ですので、コンクリート上や新築の一階、キッチン、浴室などの水周りでは必ず0.2ミリの耐水シートを壁際で立ち上げるように20cmほど重ね張りしてください。

以下、施工の流れを図解します。


◆下地シートを重ねずに全面に張ります。
(耐水シートは壁に少し立ち上げるように張ってください。)

◆左の端からメスのサネを手前に、張り始めます。壁との隙間をスペーサーで5~10ミリ確保してください。

◆壁面が直線でない場合は壁に合わせたカットが必要となります。

◆右端まで張り、5~10ミリ隙間を確保してカットします。

◆ノコギリは化粧面を上に、丸ノコは下にしてカットします。
(サネの方向を間違わないように注意してください。)

◆カットした残りを次の列の左端で使用します。
(300ミリ以下の材は使わないでください。)

◆2列目以降は20度位の角度をつけて差し込み、押し下げるように叩き込みます。

◆2列目2枚目以降はサネがキチッとハマるように、クサビを使って横のフローリングを浮かせ、縦方向、横方向の順に差し込んでください。

◆横方向が均等に入るように左右、中央の隙間を確認しながら叩きこんでください。
(タッピングブロックはフローリングに直角に当ててください。)

◆3列目を張り終えたところで壁との納まりが均等になっているか確認してください。

◆最後の列は壁面との間隔に注意してください。細い材の継ぎ足しが必要な時は事前に最後の材に接着しておいてください。

◆見切材で壁などとの隙間を隠して仕上がりとなります。

*配管などがある場合は必ず四方に5ミリ以上の隙間が空くように開口してください。
*広い部屋やピアノなど重量物がある場合は、メスに根太ボンドなどのウレタン系接着剤の使用をお勧めします。

イノヴァーフロアの各ケースには施工要領と下記の取り扱い説明が同梱されています。

ロックシールド 施工要領
この施工要領は、HDFラミネート・フローリング(8mm及び12mm厚)で、HDFのベースを使用しロックシールド独自のロッキングシステムを活用している製品の為のものです。この指導書はラミネート・フローリングの製造者として弊社製品のユーザー、施工業者、販売店の方々の為に書かれています。

重要事項:施工される前に必ずお読み下さい。
・フロアーパネルは必ず横積みで搬送ください。フロアーパネルは、乾燥した場所に開梱せずに保管して下さい。
・フロアーパネルは施工48時間前に現場に搬入され、開梱せずに現場に温度と湿度に慣らしてください。
・必ずフロアーボードを敷かれる前に点検してください。敷かれた後のクレイムはお受けできかねます。使われなかったパネルは、梱包等に戻しテープ等で密封して保管して下さい。
・フロアボードは必ず置床工法で施工して下地材その他への釘、接着剤等でとめないで下さい。壁や柱、その他の立ち上げ箇所より、必ず最低5mm~8mmの隙間を確保して施工してください。これらの隙間は、施工後廻り縁で隠して下さい。
・施工前に床の異物を取り除いて下さい。部屋の寸法を正確に測り、フロアボードの方向に正確な角度が有る事を確認して下さい。最後の列のフロアボードは最低5cm以上の幅を確保して下さい。必要であれば最初の列の幅を小さくする事で調整して下さい。必要な工具は、電動鋸あるいは細かい歯の鋸、スペーサー等を含む施工キットをご用意下さい。又、厚さ0.2mm以上の防湿シート、2mmから3mm厚のクッション材をご用意下さい。
・部屋の長さが12m、幅が8mを超える場合は、伸びの吸収の為に継手見切材を使用しスペースの確保が必要です。各部屋のドアの下に継手見切り材を使用して下さい。
・家具の足にはフェルト・パッドを使用して下さい。
・本製品は、施工時に釘や接着剤を使わないで施工できることを特徴としていますが、床暖房や空調設備により極端な室内の乾燥が予想される場合、商業店舗施設等で重量のある什器等を置かれる場合は、フロアーボードの短編側のサネに床材用の接着剤を塗布される事を強くお勧め致します。

追記事項:

床下地:
このラミネート・フローリングは次の床下地に施工できます。
木材、タイル、セラミック、大理石、石、リノリウムや他の硬い床材、科^ペット等の柔らかい下地材は施工前に外して下さい。床下地は平らで乾燥していることが条件です。不陸は1m当たり2mm以下に抑えてください。床下地が木質床材の場合、既存の床材にクロスするように敷きます。全てのコンクリート、モルタル、セラミックの床下地は、湿気に対する対策が必要です。最低0.2mm以上の厚さの防湿シートを敷き、合わせ目は20cmほど重ね、テープで隙間なく止めます。1~3mm厚のクッションを敷いて下さい。
床暖房:
このラミネート・フローリングを床暖房に使用する場合は、12mmの捨て貼りを必ずして下さい。室内の湿気は40%から60%に管理して下さい。室内の乾燥や床暖房の熱で、フロアパネルの間に隙間が生じることがありますが、クレイムの対象と見なされません。施工の2,3日前より床暖房の使用を止めてください。床材の表面が28度以上にならないよう調整管理して下さい。床暖房は部屋全体の床の表面が平均的に温まることが床材に狂いが生じない条件です。床表面が冷たい場所、温かい箇所等ばらつきがない様にしてください。施工後、床暖房の使用に当たり次のステップを踏んでください。最初の週は、低温から注音で12時間、次の週は中温で24時間、そして通常の使用と段階を踏まれるようにして下さい。

ドアの開閉のクリアランス確保
常にフロアパネルの厚さを考慮し、ドアの開閉の為のクリアランスを確保して下さい。もし施工後開閉に問題がある場合は対策を施して下さい。

クリーニング
掃除の際、決して床に直接、水を撒かないで下さい。ラミネート・フローリングの表面は簡単なメンテナンスにデザインされています。通常の掃除は、掃除機と軽く湿った雑巾で充分です。殆どの染みは通常の家庭用掃除液で取れます。土足でのご使用の場合は入り口にドアマットを使用して下さい。

床は定期的に乾いたモップ、掃除機で掃除して下さい。こびり付いたゴミ、染みはよく濯いだモップと中性洗剤を使用して下さい。大量の水を使用しないで下さい。水をこぼされた場合はすぐにふき取り乾かしてくさい。入り口にカーペットを使われる事で、砂や埃の侵入を防ぎます。家具の足に、フェルトを使うことで床にマークがつきません。

最適な部屋の湿度は室温20度で40%から50%です。寒い季節、暖房により室内の湿度は下がり、床材は乾燥した状態になります。乾燥が原因で床パネルの合わせ目に隙間が生じる原因になりますので、加湿器等で調整して下さい。

参考施工図:
本書に記された図面は参考資料で、フロアボード、工具等は実寸のスケールで記されていません。

隙間:
木は生きています。エアコンや季節の変化、床暖による熱、部屋の乾燥等で、床パネルに生じる隙間はクレイムの対象外です。